TS-BASE 受発注
2023.05.23
受発注管理とは?抱える課題・改善ポイント・システム化のメリットを解説!
「受発注管理を初心者でもわかるように教えてほしい」「現状の管理を改善したいがどうすべきか分からない」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
受発注管理では、受注・発注に関わる手続きを管理します。限られた人数の担当者で対応することが多く、期末に業務が集中したときは忙しくなるなど、課題も発生しやすいです。
本記事では、受発注管理について、抱える課題、改善するポイント・システム化するメリットを紹介していきます。
受発注業務を改善する方法を知りたい方は、こちらもあわせてご覧ください。
目次
受発注管理とは?
受発注管理とは、受注・発注に関する業務をそれぞれ管理することです。
受注とは、顧客から注文を受けることです。受注業務の主な流れとして、見積もり作成、注文を受けたら受注処理、商品を納品して請求書を発行することが挙げられます。
発注とは、自社から他の企業に商品などを注文することです。発注業務に関する主な流れとして、見積依頼書の作成、取引先企業から見積を受けて注文書の作成・送付があります。商品が納品された後は、検収書の発行、請求書の内容に沿った支払い手続きがあります。
受発注管理は、企業が顧客や取引先企業と効率的に取引するための、重要な活動です。
受発注を管理すべき理由
受発注を管理すべき理由として、トラブルを未然に防ぎ納期を遵守すること、煩雑な管理を防ぐことが挙げられます。
受発注は、相手企業と、自社の在庫管理・生産部門など、関わっている組織を繋ぐ役割を担っています。金額やときには契約書を扱うことからミスが許されない業務です。ミスをすれば、顧客と約束した納期に商品が間に合わず、自社の信頼性も低下してしまう可能性もあります。
また、受注・発注業務は見積依頼〜見積・受注・注文書の作成や、納品書・請求書・検収書など、工程も扱う帳票も多く、管理が煩雑になりがちです。このような状況になると、後から注文を見返すときにも時間を要してしまいます。
以上の理由により、受発注業務を適切に管理することが必要です。
受発注管理が抱える課題
受発注管理が抱える課題として、以下を紹介します。
- 煩雑化
- 工程の多さ
- 月末集中
- 残業時間
- 短納期対応
- 問い合わせ対応
煩雑化
1つ目の課題は、煩雑化です。
受発注に関する業務は、煩雑になりやすい傾向にあります。
たとえば1つの商品に関しても、見積もり依頼・見積書作成/発行・受注・注文書作成・注文に関する契約手続き・在庫確認・納品・検収依頼書・請求・支払いなど、多くの作業が発生します。
また、取り扱う帳票も、見積依頼書・見積書・注文書・納品書・請求書・検収書などがあるでしょう。また、組織によっては在庫管理に関する帳票もあります。
受注・発注管理は作業も取り扱う帳票も多く、管理が煩雑になりがちです。課題を解決するためには、組織を取り決め、担当者間で分担・連携して、業務効率化を図ることです。
工程の多さ
2つ目の課題は、工程の多さです。
受発注は前述した通り、作業工程が多いです。一つの商品の受注に関しても、見積〜納品・支払いまでに、自社のさまざまな組織や担当者、外部業者などが関わります。
また、受発注は、在庫管理・販売管理などにも関わってくるため、受注・発注業務だけでなく在庫数の確認なども必要でしょう。
受発注に関する業務は作業工程が多く、管理する対象も増える傾向にあります。
月末集中
3つ目の課題は、月末集中です。
受発注の作業は、月末に集中することが多いです。組織は売上を今期に獲得したい、という目標があり、営業は滑り込み商談などを持ってくるからです。
そのため、月末に集中して受発注に関する業務数も増え、担当者は業務に追われることとなります。
残業時間
4つ目の課題は、残業時間です。
受発注に関する業務は作業工程・帳票が多い特徴があり、受発注の数が多い時期には、一人ひとりの担当者の残業時間が増える傾向にあります。
普段の受注件数なら、限られた人数で何とか回せていても、繁忙期になると通常の人数で2倍の注文をさばく必要があり、一人あたりの稼働時間も増えてしまいます。
また、作業工程が多く、一つの案件を管理するため、人員を増やそうと思っても、慣れるまで時間がかかってしまうでしょう。
個別対応が必要な商品の注文内容によっては、工程の見直しなどが発生し、変更に対応するのも手間を要します。
受発注に関する業務は、繁忙期には業務が集中し、残業時間が多くなりがちです。
短納期対応
5つ目の課題は、短納期対応です。
商品の注文内容によっては、短納期での対応を求められることがあります。通常は3営業日かかる処理でも、「至急対応が必要な注文のため、1日以内に対応しなければならない。なんとかしてもらえないか」と現場やクライアントから要求がくることも珍しくはないでしょう。
普段の対応件数であれば、短納期注文にも対応できる余地はあるかもしれませんが、月末の繁忙期に短納期対応が重なってしまうとより業務に追われ、管理どころではなってしまいます。
問い合わせ対応
6つ目の課題は、問い合わせ対応です。
受発注に関する業務では、ときには顧客からのクレームに対応しなければならないこともあります。
たとえば「注文書に書かれている項目が一部違うため内容を変更してほしい」「注文内容が違っていたため取り消してほしい」などが挙げられます。
担当者は手続き変更や取り消し処理などに追われ、普段の業務よりも忙しくなるでしょう。
受発注管理の改善ポイント
受発注管理の改善ポイントとして、主に以下3点を挙げて紹介します。
- 自社に適したシステム導入
- アウトソーシング
- サポート体制を整える
自社に適したシステム導入
1つ目のポイントは、自社に適したシステム導入です。
受発注管理は工程も多いです。そのため都度手動で管理するのではなく、システムを導入して、担当者の負荷を減らすことをおすすめします。
システムの種類として、自社の資産として保有するオンプレミスサーバーやクラウドサービスなどが挙げられます。自社に運用担当者が少ない場合には、SaaS などのクラウドサービスを導入するのがよいでしょう。
TS-BASE 受発注は、BtoBに特化した受発注SaaSであり、これまで担当者にとって⼤きな業務負担であった販促物や商品の管理を、デジタル技術でサポートできます。
アウトソーシング
2つ目のポイントは、アウトソーシングです。受発注管理業務を行う人手が足りない場合は。外部業者などに委託しましょう。
アウトソーシングすれば、受発注に関する工程などを外部業者が担当してくれるため、自社内の負担を減らすことが可能です。
TS-BASE 受発注では、受発注管理から物流の最適化まで⼀貫してお任せいただけます。さらには、アウトソーシングにも対応しています。
サポート体制を整える
3つ目のポイントは、サポート体制を整えることです。
受発注業務は自社の組織や外部企業・顧客など、接点が多い業務です。そのため、担当者だけでは人手が足りず、それぞれからの問い合わせや要望に対応しきれない部分も考えられます。
そのような場合、自社で対応窓口などサポート体制を整えることをおすすめします。受発注を管理する担当者・外部から問い合わせを受ける窓口などと、役割を明確に分けて、業務効率化を図りましょう。
受発注管理をシステム化するメリット
受発注管理をシステム化するメリットを、以下5点紹介します。
- 業務効率化
- コスト削減
- スマートな管理が可能
- セキュリティ対策
- 導入のハードルが低い
業務効率化
1つ目は、業務効率化です。
受発注管理をシステム化することで、従来担当者が業務上負担と感じていた、商品や備品、販促物などの受発注に伴う業務も、システムで管理してくれます。
システムにあらかじめ、「商品マスタ」「注文サイトユーザーマスタ」「配送先マスタ」などの情報を登録しておけば、発注者は注文専用のサイトを通して発注することで、受注側の担当者(もしくは倉庫担当者)は、発注者から直接PDFなどの電子データで注文を受け付けることが可能です。そのため、従来のように担当者が、紙書類受け取りや倉庫など、さまざまな部門を行き来する必要がなくなるのです。
TS-BASE 受発注では、注⽂⽤サイトから受注出荷連携までのシステム提供が可能です。一つひとつの業務にかける時間が少なくなり、業務効率化を実現できます。
受発注業務を効率化する方法については、こちらでも解説しています。
受発注業務を効率化するには?課題別の方法やシステム選びのポイント
コスト削減
2つ目は、コスト削減です。
受発注システムは、SaaSであれば低コストでかつ簡単に導入できます。従来の方法では、自社にシステムを導入するときは、物理サーバーを購入して、ネットワークを設定してアプリケーションを導入するなどの設計・構築が必要でした。初期費用だけでも数百万円以上かかってしまうでしょう。
SaaSであれば、受発注に必要な設定に関する初期設定費用、ランニングコストのみの支払いで済みます。PC やスマートフォンからWebブラウザ経由で利用可能なため、接続端末も問いません。
TS-BASE 受発注 はSaaSのため、初期の設定費用と月額費用のみで、月10万円からスタート可能です。
現在の受発注業務をシステム化した場合の費用対効果が計算できる資料をご用意しています。
システム化するにあたってコスト面が気になる方は、こちらでシミュレーションしてみてください。
スマートな管理が可能
3つ目は、スマートな管理が可能なことです。
受発注システムでは、業務で生じる様々なデータ(受注・在庫・出荷実績)を1か所でまとめて管理することが可能です。マスタを用意してシステムに登録するだけで済み、更新も簡単に行えます。
これまで、紙やExcelで受発注を管理していた企業は、より便利に利用できるでしょう。
セキュリティ対策
4つ目は、セキュリティ対策です。
SaaSで提供されている受発注システムには、インターネット環境利用を前提としているため、セキュリティ対策も万全なサービスもあります。
TS-BASE 受発注では、厳重にセキュリティ対策が施されたデータセンターに、システム本体を設置しています。二段階認証・IP制御など利用者に合わせた設定があります。このように、情報漏洩を防ぐための機能を実装してるのです。
導入のハードルが低い
5つ目は、導入のハードルが低いことです。
受発注システムの中でも、SaaSのサービスを選択することで、自社に物理サーバーなどの資産を購入して、自社に設置することも必要ありません。契約すれば高機能な受発注システムを導入可能です。
解約したいときは、手続きするだけで済みますので、導入のハードルも低く、気軽に始められるでしょう。
受発注管理はT-BASE 受発注がおすすめ
本記事では、受発注管理について、管理すべき理由、抱える課題、改善するポイント、システム化するメリットを紹介しました。
受発注業務は、業務フローの最適化や納期遵守、在庫管理の最適化、コスト削減、さらには顧客満足度の向上などが期待されています。適切に管理するためには、システム化して担当者の負担を減らすことが必要でしょう。
TS-BASE 受発注はデジタル技術による一元管理で、受発注業務において、業務効率化とコスト削減を実現します。14日間無料でお試しもできますので、ぜひ利用されてみてはいかがでしょうか。
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