TS-BASE 受発注
2024.03.21
バックオフィス業務とは?よくある課題と効率化の方法・ツールを紹介
目次
バックオフィス業務は、企業の中で裏方として働き、事務処理などを担当する重要な仕事です。しかし、バックオフィス業務に関する課題を抱えている企業が非常に多いのが現状。バックオフィス業務を効率的に行うには、自動化ツールの導入などが不可欠です。
本記事では、バックオフィス業務の概要からよくある課題、そして効果的な効率化方法や専門的なツールについて紹介します。
また、竹田印刷が参加した「バックオフィスDXPO 東京'23」の様子を以下の記事で紹介しています。特に受発注業務にお悩みの企業に関するデータなども公開しておりますので、参考までにぜひご覧ください。
バックオフィス業務とは
バックオフィス業務とは、企業や組織が日常的な運営や管理を円滑に行うための裏方業務です。一般的に、サービスの顧客などがバックオフィス業務の担当者と直接関わることは少なく、主に組織内部で業務が行われます。
以下は、バックオフィス業務に該当する仕事の例です。
- 経理業務:会計処理、請求書作成、資金管理などの財務関連の業務
- 人事業務:採用活動、給与計算、福利厚生の管理、トレーニングの計画など人材に関する業務
- ITサポート:システム管理、ネットワーク管理、データベース管理などの情報技術に関する業務
- 法務業務:法的な契約の管理、法的リサーチ、法的リスクの管理など法務に関する業務
- 営業事務:必要な資材やサービスの調達・購買、帳票作成、受発注業務など
受発注業務の詳細は、こちらの記事で紹介していますので、あわせてご覧ください。
受発注について解説!フロー・ありがちな課題と対策も詳しく紹介
バックオフィス業務によくある課題
バックオフィス業務にはさまざまな課題があり、悩みだと感じている担当者も少なくありません。以下はその一例です。バックオフィス業務の課題解決には、自動化ツールの導入やセキュリティ対策の徹底などが必要となります。
以下は、バックオフィス業務によくある課題の一例です。
- 手作業の多さ
バックオフィス業務のなかには、いまだに手作業で行われるものも少なくありません。手作業は単純に作業時間が増えるだけでなく、ヒューマンエラーを発生する可能性が高いため、非効率な方法といえるでしょう。 - データの不整合
異なる部門・システムでデータを管理しており、それをまとめる作業などでは、データを入力するフォーマットの違いなどにより、統合するのに時間がかかってしまう場合があります。
あるいは、入力するデータの項目が異なるために、正しいデータを取得できないケースも考えられるでしょう。 - セキュリティのリスク
バックオフィス業務では、社内の機密情報や社員・顧客の個人データなどを取り扱うことが多いため、セキュリティ対策が必須となります。情報漏えいを防ぐための体制作りやサイバーセキュリティ攻撃への対策、事故が起きた際の対応フローの策定などが欠かせません。 - 業務プロセスの複雑さ
バックオフィス業務は多岐にわたり、作業そのものが複雑化することがあります。誰がどの作業を行うか、その手順などがマニュアル化されていないと、作業効率が落ちてしまう可能性が高いでしょう。 - 技術の進化への適応
バックオフィス業務を効率化するためのサポートツールは、日々進化、そして増加しています。このようなツールを導入できれば業務効率化もできるでしょうが、その情報の収集やツールの選択に手間がかかるケースも少なくありません。
特に「ツールを導入してみたけれど、自社にマッチしなかった」などの場合は、導入までに要した作業そのものが徒労になってしまいます。
以下の資料もあわせてご覧ください。アナログ業務、特に受発注に関する業務負担を減らす具体策を紹介しています。
バックオフィス業務を効率化する方法
多くの企業で課題になりやすいバックオフィス業務の効率化。その方法として、どのようなものがあるのでしょうか。バックオフィス業務を効率化する方法の一例を紹介します。これらの方法を採用、あるいは組み合わせることで業務効率化が図れるでしょう。
- 業務プロセスの自動化
反復的な業務、いわゆるルーティンワークに関しては、作業プロセスを自動化することで、効率の向上が期待できます。具体的な方法としては、ワークフローシステムやRPA(Robotic Process Automation)の導入による、データ入力などの自動化が挙げられます。 - 統一されたシステム・プラットフォームの使用
自社内で部門ごとに異なるシステムを使用している場合、そのシステムを統一したり、一元的なプラットフォームを構築しましょう。そのうえでデータを統合することで、データをまとめる作業などが効率化でき、バックオフィス業務担当者の負担削減につながります。
使用するシステムとしてクラウドベースのサービスを利用すると柔軟性が向上し、各部門のニーズに合わせた機能を利用しやすいでしょう。 - セキュリティ強化
セキュリティ対策を徹底して、データ漏洩やサイバーセキュリティリスクを最小限に抑えます。具体的な方法として、強力なアクセス制御、信頼性の高いツールの使用、暗号化技術の導入、従業員へのセキュリティトレーニングの実施などがあります。 - データ分析と予測分析
ビッグデータやデータ分析ツールを活用して、効果的な意思決定を支援します。最近はAIを活用したツールが増加し、最適な意思決定をスピーディに行うことも可能になりつつあります。
バックオフィス業務の効率化に役立つツールの例
バックオフィス業務の効率化に役立つツールとしてどのようなものがあるのか。ここでは、その具体的な例を紹介します。本記事冒頭で触れた、以下5種類の業務別に役立つツールの例をまとめました。
- 経理業務
- 人事業務
- ITサポート業務
- 法務業務
- 調達(受発注)業務
経理業務の効率化に役立つツールの例
- 会計ソフト:仕訳帳や総勘定元帳、決算書などの帳簿作業を自動化するツール
- 経費精算ツール:従業員が発生させた経費を簡単に申請・精算でき、経理部門がそれを処理するツール
- 電子帳簿保存システム:紙の帳簿や伝票を電子化して保存するツール
- 電子請求書発行システム:請求書の発行プロセスを自動化するツール
- 資産管理システム:企業の資産を効果的に管理し、減価償却や取得・除却の履歴を確認できるツール
- 給与計算システム:給与計算プロセスを自動化し、税務や社会保険の変更にも柔軟に対応できるツール
- 取引先管理システム:取引先情報を一元的に管理するツール
人事業務の効率化に役立つツールの例
- 給与計算システム:給与計算プロセスを自動化し、税務や社会保険の変更にも柔軟に対応できるツール
- 勤怠管理システム:出勤・退勤の記録や残業申請をオンラインで行い、勤怠データの集計を効率的に行うためのツール
- 採用管理システム:採用プロセスを効率化し、応募者とのコミュニケーションや選考プロセスの追跡がしやすくなるツール
- 人事評価システム:社員のパフォーマンスを評価し、目標設定やフィードバックを行うためのツール
- 教育・研修管理システム:内の情報共有や連絡を効率的に行えるコミュニケーションツール
- 組織図作成ツール: 組織内の人間関係や階層構造を可視化しやすくするためのツール
ITサポート業務の効率化に役立つツールの例
- リモートサポートシステム:ユーザーのデバイスにリモートアクセスし、問題の診断や解決を遠隔で行うためのツール
- ヘルプデスクシステム:サポートリクエストを効率的に管理し、トラブルチケットの作成・追跡・解決を行うためのツール
- IT資産管理システム:ハードウェアおよびソフトウェアのインベントリを管理し、保守作業やアップデートを効果的に実施するためのツール
- ネットワークモニタリングシステム:ネットワークが安全かどうかを監視し、トラブルを早期に発見するためのツール
- セキュリティ管理システム:システムやネットワークのセキュリティを強化し、脅威から保護するためのツール
- コミュニケーションツール:チーム内でのコミュニケーションを効率化し、サポートメンバー間の連携を円滑に行うためのツール
法務業務の効率化に役立つツールの例
- 契約管理システム:契約書の作成、管理、監査を効率的に行うためのツール
- 電子署名ツール:文書や契約書に電子署名を導入し、サインプロセスを簡素化するためのツール
- 法的調査・リサーチツール:法的な調査やリサーチをサポートするためのデータベースや検索ツール
- 法的文書生成ツール:法的文書の作成を迅速に行うためのツール
- 法的データ管理システム:さまざまな法的データを集約し、整理・保管するためのデータベース管理ツール
営業事務の効率化に役立つツールの例
- 受発注システム: 発注から受注までのプロセス全体を効果的に管理し、可視化するためのツール。「受発注管理システム」と呼ぶこともある。
- 電子調達ツール:製品やサービスの調達プロセスをオンライン化し、効率的な入札や提案の処理を可能にするツール
- 在庫管理システム:倉庫や在庫の状態をリアルタイムで追跡し、効果的な在庫管理を支援するツール
- 発注書作成ツール:発注書を迅速に作成し、送付するためのツール。
- 調達分析ツール: 調達データを分析し、効果的な意思決定をサポートするためのツール。
- ベンダー管理システム:取引先やベンダーとの関係を効果的に管理し、信頼性の高い調達プロセスを構築するツール
この中でも受発注システムについて、こちらの記事で紹介しています。受発注業務に課題を抱えている場合、参考になるのでぜひご覧ください。
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バックオフィス業務のなかでも調達(受発注)業務の効率化ならTS-BASE 受発注がおすすめ
バックオフィス業務と一言で言ってもさまざまな業務があり、それぞれ効率化の方法や最適なツールが異なります。自社内でどのような課題があるのかを分析し、最適な手段・ツールを選ぶことが効率化に欠かせません。
例えば、当サイトを運営する竹田印刷では、営業事務業務(受発注業務)を効率化するTS-BASE 受発注を提供しています。
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