積水樹脂株式会社
多様性ある働き方に適したWeb注文の導入は自然と利用者が拡大した
- 製造
- TS-BASE 受発注
- 受発注業務の効率化
- 在庫管理業務の一元化
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積水樹脂株式会社
景観事業部 中沢卓司さま、ビジネスサポート部 関東BSグループ 宇田雅志さま
交通安全、防音、景観、スポーツ施設、外構、物流・梱包、アグリ、生活・計測など、幅広い分野で製品開発・生産・販売を行う同社は、多様な分野で高品質な商品を展開しています。複合技術による価値ある製品の創造とサービスを通じて社会の安全・安心・環境に貢献することを目指し、快適な生活環境の実現に向けて取り組んでいます。
- 課題
- サンプル発送業務のアウトソーシングに伴う新たな運用確立。
- システムの導入で注文から発送まで業務を効率化したい。
- サンプル(販促物)の在庫・注文管理を行いたい。
- 施策
- 物流機能を外部倉庫へアウトソーシング。
- 物流倉庫を含め、TS-BASE 受発注の活用。
- 結果
- サンプル発送業務のシステム化に成功。
- 導入したWeb注文は営業担当者の利用が拡大。
- 運用ルールの確立と業務効率化に成功。
価値ある製品で社会に貢献する積水樹脂株式会社
注釈:積水樹脂株式会社 製品情報(2024年12月現在)
積水樹脂株式会社は、金属と樹脂など異なる素材を組み合わせる、独自の複合技術によって生み出された付加価値の高い製品を提供している企業だ。特色ある製品の活用場面は幅広く、人々の暮らしの 景観づくりの場面で使用され、安全・安心な社会の構築に役立てられている。
同社景観事業部で人工木材・公園資材などに関わる中沢さんと宇田さんは、市場ニーズを把握しながら、取り扱い製品をどのように拡販させ、新たな製品を生み出していくのかなどを考慮する企画職に従事している。営業や工場担当者とコミュニケーションを図りながら、更なる価値向上を目指した取り組みを推進している人物だ。
本社移転により見直された「販促物の発送業務」
イメージ画像 出典:Shutterstock
「コロナ禍の最中、本社の移転が決定したことに伴い、多様な働き方を阻害する要因を洗い出しました。その時に挙げられた業務の一つに、“サンプル(販促物)の発送業務”がありました」(中沢さん)。
同社では、製品を適度な大きさにカットしたサンプルを販促物としてお客さまへ提供している。全国各地区の営業所ごとにある「サンプル倉庫」から、営業担当者が必要時にピッキングを行い、お客さまへ渡したり、発送をしたりする対応を行っていた。
運用はそれぞれの地区ごとで行われていて、ルールは統一されていなかった。例えば、在庫管理は場当たり的に行われ、気付いたタイミングで工場へ発注を行う。在庫の置き場所は暗黙のルールで決められ、頻繁に出庫するイメージがあるサンプルは取り出しやすい位置にするなど、感覚的に行っていた部分が多かった。
「サンプルを発送するには、在庫がある営業所に行かなくてはならないので、在宅勤務への弊害になるよねという話になりました。加えて、今までの管理だとニーズの把握も難しく、さまざまなムダも発生していたと思います。このような課題感や、新社屋でフリーアドレスを採用する流れから、サンプル置場の確保が現実的に難しくなったことも重なって、サンプル発送業務のアウトソーシング先を探し始めました」(宇田さん)。
アウトソーシング後の運用確立と受発注システムの導入
宇田さんは、最初に対応をしてくれる物流倉庫を探した。早急にサンプルが必要になるケースを考慮し、営業担当者が直接取りに行ける本社近郊の東京エリアで候補を探し、条件が合う物流倉庫へ業務をアウトソーシングする運びになった。その後、運用フローを決める際に受発注管理の手段として挙がったのが、「TS-BASE 受発注」だった。
従来の管理方法は、FAX・メール・電話など、各地区で注文方法が異なっていたため、効率的な方法で統一をしたいと考えた。「システムを導入すれば、注文・管理も容易になるだろう」。そんな希望を抱いている時、物流倉庫側から提示されたのが「TS-BASE 受発注」だったという。
「TS-BASE 受発注は、注文するWebサイト・注文情報の管理・物流や在庫の管理など、希望する全てのシステムを一気通貫で導入できるため、とても良い仕組みだと思いました。課題だった在庫管理面も、リアルタイムの倉庫在庫数を見ることができますし、注文側の人間にもサイトを通して同じ在庫情報の共有ができます。イメージしていた業務を体現できるシステムだと感じたのが第一印象でした」(中沢さん)。
システムを導入した販促物発送業務の変化
イメージ画像 出典:Shutterstock
サンプル発送業務のアウトソーシング後は、注文から発送までの業務もスムーズに行われ、TS-BASE 受発注を活用した注文業務も、簡単で分かりやすいと社内で好評だという。
「サンプルは営業活動で持ち運びをするので、営業所に全く置かない…という状況は考え難かったのですが、スペースはかなり圧縮できるだろうという想定のもと、推進をしていました。運用開始後、TS-BASE 受発注での注文方法が思いのほか好評で、利用する営業が自然と増えていきました。サンプル発送業務の集約は考えていなかったのですが、自然とそのような流れになりそうです」(中沢さん)。
実は、全社的な運用変更は想定していなかった。あくまで、移転する東京本社の業務のみをアウトソーシングすることが目的だったからだ。しかし、蓋を開けてみると、それぞれの営業所の自主的な運用より、TS-BASE 受発注のシステムを使った注文のほうが簡単で、物流も倉庫が対応してくれるため、安心感を持っていられる。エリアを超えて自然と利用が広がっていったのだ。現在は、その他の発注業務にもTS-BASE 受発注の仕組みを導入できないのか…というリクエストも聞こえてくるという。
「以前からサンプル発送業務へのシステム導入をしたかったのですが、どうしても事業部単体ではさまざまな障壁がありました。今回、社屋移転ということで、全事業部を巻き込んだプロジェクトとして推進ができたので、良いきっかけだったと思います。目的だった働き方への対応も達成でき、導入後の周囲の声も好意的なものが多いので安心しています。今後は、取り扱うサンプル品の拡充を行い、お客さまへの更なる価値提供ができるよう努めていきたいと思っています」(中沢さん)。
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