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ラブリー・ペット商事株式会社

「どっとカエール×物流」の組み合わせでEC市場での販路拡大を実現

「どっとカエール×物流」の組み合わせでEC市場での販路拡大を実現
ラブリー・ペット商事株式会社

ラブリー・ペット商事株式会社
担当者さま

人の心に安らぎを与えてくれる「愛するペット」との充実したライフスタイルのために、ラブリー・ペット商事株式会社は、開発強化、高度な分析提案、海外メーカー商品の輸入、商品や売り場の提案などを行っている。時流に合う変革を行い、人とペットの優しい関係を追求し、ペットと過ごす幸せを感じる社会づくりを目指している。

一般消費者向けECサイトへの商品掲載で、インターネット市場での販路拡大を実現させたラブリー・ペット商事株式会社は、ペット関連商品の卸売事業を行っている企業だ。同社は、「TS-BASE 通販」を活用してEC市場での販路拡大を実現し、「TS-BASE 物流」で、一般消費者へのスムーズな物流機能の確保を行った。同社の取り組みを元に、自社事業に通信販売を取り入れる一例を紹介する。


EC市場での販路拡大を「TS-BASE 通販×TS-BASE 物流」の活用で実現


ラブリー・ペット商事株式会社(以下、ラブリー・ペット商事)は、ペット用品・フードなどの専門卸問屋として、全国の動物愛好家に欠かせない生活必需品を届けている。

同社では、環境とともに変容するニーズに応える手段として、EC市場でのユーザー接点拡張を推進していた。その中で、竹田印刷株式会社(以下、竹田印刷)が運営するECサイト「どっとカエール( https://dotkae-ru.jp/)と出会い、シナジーを生かした取り組みを開始した。

一般消費者へのEC販売を開始する際、「販路構築」と「物流」は大きな課題になる。同社では、これらの課題を、竹田印刷内のECに関連するノウハウを集結したサービス「TS-BASE 通販」を活用することで効率的に解消し、リソースを抑えてEC市場での間口拡大を成功させたのだ。

*どっとカエールは「TS-BASE 通販」内の売上アップをサポートするメニューに含まれています。


希少性が高い商品のニーズが特徴的

ラブリー・ペット商事が取り扱うペット関連商品は幅広く、バラエティ豊かだ。どっとカエールで販売している同社商品も、馴染みある犬・猫用フードや、ケア用品、家具など、さまざまなメーカーの商品約3000点のラインアップがある。中でも注目なのは、「珍しい」と感じる動物用の商品だ。

フクロモモンガ、ハリネズミ用の餌や床材、季節柄カブトムシ用の土や餌などが頻繁に購入されることも珍しくない。どっとカエール担当者は、「品数と幅の広さは同社の特徴だと思います。メジャーとは言えない動物用商品の動きは、目を見張るものがある」と話した。

  

どっとカエール」と「ペット用品」に親和性がある理由

注釈: 出典 Shutterstock


どっとカエールのメイン商材は「文具、事務用品、家電」だ。なぜ「ペット用品」との相性が良かったのだろうか。それは、サイトを訪れるユーザー属性が影響していると考えられている。 

「どっとカエールで購入するユーザーは、30 代~40代が多いです。この要因は、どっとカエールのメイン商材が“文具、事務用品、家電”ということもあり、主婦層などの子育て世帯の人や、家電への興味関心が強い男性にご利用いただいている傾向にあるからだと思っています。

もう一つの特徴は、“法人ユーザー”の割合が多いこと。全購入者の内、一般ユーザーと法人ユーザーが同数に近い割合になっています」(どっとカエール担当者)。

ペット用品を目的に訪れるユーザーもいるが、広義の意味のECと相性がいい「生活必需品」を目的に訪れたユーザーが、「ペット」の生活必需品を購入するケースも多いという。どっとカエールでは、これらのデータをもとに、メインユーザーが関わる季節のイベント(新入学、新入社、梅雨、ボーナス、夏休み、クリスマスなど)のニーズに合わせた掲載コンテンツの整備も積極的に行っている。

ユーザー属性や掲載商品を含む、「サイトの運営戦略」と「ペット用品」という商品の親和性が高かったことが、ラブリー・ペット商事が掲載する商品の「継続的な需要」に良い影響を与えていると考えられている。

  

EC市場への参入に「TS-BASE 通販」が効率的な理由

注釈: 出典 Shutterstock


どっとカエールとの取り組みは、なぜEC市場での販路拡大に有効的なのか。それは、「販売チャネル」と「流通チャネル」を同時に依頼できることにある。(ご依頼範囲は、お客さまのご希望に合わせて指定可能です)ラブリー・ペット商事の例を元にメリットを説明する。

 

toC向けに構築されたECサイト「どっとカエール」への商品掲載

まずは、一般消費者向けECサイト「どっとカエール」の活用ができることだ。ラブリー・ペット商事も、Web上の顧客接点拡大を目的に、どっとカエールとの取り組みを開始した。

新規でECサイトを構築する場合、多くの「ヒト・モノ・カネ・情報」が必要になり、リリース後も集客などの課題が山積みになる。一方で、どっとカエールとの取り組みでは、最短数週間後にはインターネット上に商品が掲載され、サイトを認知しているユーザーへ自社商品をアピール・販売へつなげることができる。

どっとカエールは、オリジナルサイトの他、Yahoo!、楽天などのECモールにも出店している。それらの販売チャネルをスピード感持って導入し、新たなチャレンジができることが魅力のひとつだと言える。


サイト特性に合わせた「ご提案やサポート」

注釈: 出典 Shutterstock


どっとカエールでは、サイト特性に合う商品をセレクトして掲載をしている。ラブリー・ペット商事の商品も、どっとカエール運営担当者がユーザー動向を確認して、同社商品情報内から選抜をしている。

先述したように、どっとカエールでは「季節やイベントで変容するユーザー動向」を意識した運営を行っているので、その時に合う商品へのアンテナは常に意識している。適切な時期に最適な商品を販売できるよう、メルマガ、クーポン、サイト上のUIなどの工夫も絶えず実行していることも特長だ。

また、一般消費者への決済システムの心配も不要だ。もちろん、サイトへの商品掲載、受注、お問い合わせ対応、決済対応など、運営の全てはどっとカエールが行う。売上向上に必要なご提案や運営の全てをお任せいただけることは大きなメリットだと言える。


一般消費者への配送もワンストップで依頼可能

注釈: 出典 Shutterstock


ECサイトでの販売を開始するには、お客さまの手元に商品を届ける手段確立が不可欠だ。ラブリー・ペット商事では、toB対応に長けている自社物流機能はあるものの、toC向けに新たなリソースを確保することは難しかった。そこで、竹田印刷が保有する物流機能「TS-BASE 物流」を活用し、一般消費者への配送面の課題もクリアしたのだ。

TS-BASE 物流の利点の一つに「通過型への対応が可能」がある。toC向け物流の多くは、倉庫へ商品を保管しておく「保管型」が求められる。注文が入ると、倉庫に保管している在庫品を梱包して発送する流れになるが、問題なのは「保管料」がかかることだ。

一定数を在庫する取り決めがある場合、注文の有無に関わらず保管料という「固定費」が発生する。一方で「通過型」とは、「注文商品を物流倉庫に発送し、そこで梱包などを行った後、一般消費者へ発送する」ことを意味する。受注商品のみ物流経費が発生する形になるため、コストを最小限に抑えることが可能だ。

商品の掲載と合わせて「TS-BASE 物流の通過型物流機能」を活用することで、物流コストを「固定費」ではなく、「流動費」にして削減できる。これも魅力の一つだと言える。

 

「通過型物流」出荷の流れ

ラブリー・ペット商事の商品は、先述したTS-BASE 物流の通過型物流機能」を活用し、配送を行っている。では、どのような経緯を経て、一般消費者の手元に届けられているのだろうか。

まず、サイトで購入された商品は、「どっとカエール受注担当チーム」が受注処理を行い、ラブリー・ペット商事へ商品の発注を行う。同社物流センターは、受注した注文商品をTS-BASE 物流の倉庫へ発送する。その後の実際の流れを工程ごとに説明する。

 

➀出荷指示書出力

注釈: TS-BASE 受発注の倉庫システムから出力される出荷指示書イメージ。


注文ごとの「出荷指示書」「送り状」を出力する。出荷指示書の元になる「注文データ」は、どっとカエールの受注担当者から「TS-BASE 受発注のシステム」を介して、TS-BASE 物流の事務担当者へ共有されている。


②入庫・検品

納品書と照合を行いながら、入荷予定商品が正しく入庫されているか、数量が正しいか、破損がないかなどを確認する。届いた商品は、入荷順に保管棚へ並べていく。流動的に保管するこの方法は、「フリーロケーション」と呼ばれ、大手EC事業者の物流拠点でも取り入れている仕組みの一つだ。


並べた商品ごとに「棚ラベル」を出力して貼り付ける。棚ラベルの出力は「TS-BASE 受発注の倉庫システム」が使用されている。


③トータルピッキング・残数チェック


ピッキング担当者は、当日出荷分「出荷指示書トータル(当日出荷分全商品記載の帳票及び残数チェック表)」に基づいて全数ピッキングを行う。注文商品がそろわないなど、一時的な保管を理由に残数が出る商品は、品名欄に残数を記した後、チェック欄にサインを行っている。残商品は、棚ラベルがついた場所で引き続き保管をする。

「残数確認」は必ず2度行う。残数確認担当者は、残数チェック表に基づいて、各商品の残数を確認し、品名に記載されている数量と「棚残数」を照合する。問題が無ければ検品欄にサインをする。

  

④オーダーピッキング


ユーザーからの注文ごとの「出荷指示書」に基づき、オーダーピッキングを行う。ピッキング担当者は「品番(JANコード)」と「棚引当(数量)」と商品を照合してピッキングを行った後、「チェック欄」にサインをする。商品に品番が記載されていない場合は、「商品名」を確認するルールで実施されている。

ピッキングした商品は、「出荷指示書」単位でカゴに入れ、1注文ごと徹底した管理を行う。

 

⑤検品

検品担当者は、1注文ごと正しくピッキングされているかの確認をする。④と⑤の工程は、必ず別担当者が実施して、Wチェックができるように運用をしている。

検品担当者は「出荷指示書」に基づいて、品番と棚引当(数量)と商品を照合して確認を行い、問題無い場合は検品欄にサインをする。

 

⑥梱包


⑤の工程を担当した検品担当者が、梱包用の段ボールを組み立てる。

「出荷指示書の伝票番号」「送り状に記載されている伝票番号」を、OCRを用いたハンディ照合を行って確認をする(OCRとは、Optical Character Recognitionの略。文字を読み取り、デジタル活用を行う光学的文字認識の技術を意味する)。

その後、商品点数を確認し、段ボールに検品後の商品を入れた後、出荷指示書の検品欄にサインをする。段ボール上面に送り状を貼り、「どっとカエール」の指定テープを付けて配送業者へ引き渡す。 

 

「運営実績があるECサイト」の活用で新たなチャレンジを

インターネット上に販売経路を新設するには、多くのリソースが必要で、開設後も自然にユーザーが集まることはない。このような課題に対して、ラブリー・ペット商事が行った「商材と相性のよい“運営実績があるECサイト”」との取り組みは非常に効果的だ。

どっとカエールでは「ペット用品」をはじめ、「文具、事務用品、家電、日用雑貨」など、サイトユーザーが求める商材拡充に力を入れるとしている。さらに、広義の意味での「EC」として、「生活必需品」「オリジナル品」「限定品」などのニーズが高いため、サイト特性に合う新たな商材開拓へも積極的に取り組む方針だ。

「TS-BASE 物流の通過型機能」では、大体の商品の取り扱いが可能だ。一部、冷凍などが必要な食材や、経由地が増える仕組み上の理由で「繊細な商品」など、相性が懸念される商品は存在する。自社商品が対応可能なのかは、ぜひTS-BASE 物流への確認をおすすめする。

そして、ECの導入は、「一般消費者の需要や声を効率的に知る」ことができる。これらのデータを事業へ生かしていくことも可能だ。その点においても、実績あるECサイトとの取り組みを行う「意義」は大きいものだと言えるだろう。

導入をご検討の方は
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